賛成意見も16%!
アンケートでは圧迫面接について賛成・反対の2択から選んでもらい、その理由をコメントしてもらいました。結果は賛成16・反対86という圧倒的な大差になりました!
【質問】
圧迫面接に賛成ですか? 反対ですか?
【回答数】
賛成:16
反対:84
━【調査概要】━━━━━━━━━━━
調査対象:全国の成人男女を対象にしたインターネットリサーチ
平均年齢:36.3歳
性別 :男性46人、女性54人
職種 :正社員
回答数 :100サンプル
調査内容:「圧迫面接」に関するアンケート
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百害あって一利なし!?
反対意見では「面接手法として好ましくない」「面接で緊張している相手をさらに萎縮させてもなにもならない」といった理由が多く寄せられました。そのなかから鋭い意見や目を引いたコメントを抜粋して紹介します。
やる価値が疑問です!
・仲間になる可能性がある相手にプレッシャーを与えてどうするんですか?(20代/女性)
・ストレスを与えたときの反応や対応などを確認したいのであれば、面接時でなく採用後でもかまわないのではないか。(30代/女性)
・その人の良さが出ない。(40代/男性)
・中小企業の面接担当です。大人数をふるいにかける手法としては有効なのかもしれませんが、一人ひとり、じっくり話を聞いて決める方が良いと思っています。(40代/男性)
「会社にとってもデメリットが大きい」という反対コメントもありました。
いい人材に逃げられる!
・圧迫面接をするような採用者が在籍する会社で働きたいとは到底思えない。ストレス耐性を見るのであれば、心理テストなど、他の方法を活用すべきだと思う。(20代/女性)
・そんなことをしても優秀な人材は集まらないと思う。むしろ優秀な人材はバカバカしく感じて去っていくと思う。(30代/男性)
・面接に来た人が落ちた場合でも、将来的にはその会社のお客さんになる可能性がある。自社の感じが悪くなるので、やめたほうが良い。(30代/男性)
・圧迫面接するような企業は、良い環境で働けないと思われてしまう。(40代/男性)
「圧迫面接をされた体験者」と「圧迫面接をした側」からの反対意見を紹介します。
体験者からの反対意見
・圧迫面接を受けたことは何度もあるが、圧迫面接をする会社で働きたいと感じたことがない。(20代/女性)
・実際に自分が圧迫面接をされた。仕事とはいえ、圧迫面接をしたその人に対していいイメージもわかないし、得られることもないと思う。(20代/女性)
・実際に面接官としてその場にいたことがありますが、気分のいいものではありません。(40代/女性)
メリットもある!?
「実際に圧迫面接をされたけど、賛成です」という声もありましたよ!
私たちは賛成です!
・行き過ぎた圧迫面接はよくないと思いますが、適度な圧迫感はあってもいい。(20代/男性)
・社会は理不尽なものなので、多少の圧迫は必要。(20代/女性)
・必要でない気もしましたが社会人になって20年。思い返せば、本当に理不尽に怒鳴る人間ともかかわったりすることもあったので、経験のひとつとして圧迫面接も必要なのかなと感じます。(30代/男性)
このアンケート結果をある経営者に見てもらい“社長のホンネ”を聞きました。
「圧迫面接に賛成? 反対?」アンケートを見た社長のツブヤキ
圧迫面接って問題が多いよね。個人を標的にした会社による悪質なハラスメント、やっちゃいけない最低限のマナー。マジでそう思いますよ。ただ、その人物を見抜く方法としてはメチャメチャ効果があるんですよ。圧迫面接って、その人の人生をまるっと否定するワケじゃないですか。するとウソはもちろん、カッコつけてたり誇張してる部分とかの虚飾が全部ひっぱがされて“素の人間性”があぶりだされる。そんな効果があるんですよね。
それにハマる人にはメチャクチャ、ハマる。ツッコミとボケじゃないですけど、圧迫面接って終わったあとになぐさめる役割の人もいるんですね。あーだ、こーだとガン詰めされてハートがズタズタになったところに優しく寄り添いながら「よくがんばったね」とかささやく役割の人が。その一言で「自分のことを全部わかってくれた」と思って感動してくれる人もいるんですよ。そうして入社してくれた人は絶対がんばるよね。
そのうえで、圧迫面接はやっちゃいけないタブー、だと思う。素の人間性を観察したり、感動してもらうにはほかの面接方法だってあるわけですから。会社は“採用のプロ”。圧迫面接以外の方法をすべきですよね。
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