結果は「50対50」の半々に
集計結果は「ウソをついちゃいました」と「ついてません」がキレイに50対50にわかれました。
【質問】
採用面接でウソをついたことはありますか?
【回答数】
ある:50
ない:50
━【調査概要】━━━━━━━━━━━
調査対象:全国の成人男女を対象にしたインターネットリサーチ
平均年齢:36.8歳
性別 :男性48人、女性52人
職種 :正社員
回答数 :100サンプル
調査内容:「採用面接」に関するアンケート
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ホントのことを話したくない理由とは?
YES・NO、それぞれの代表的な回答や目を引いたコメントを抜粋して紹介します。まずは「ウソついちゃいました」から。「志望動機を聞かれて困ったから」という理由が目立ちました。
志望動機でウソ
・内定が取りやすいように志望動機を少しアレンジしました。(30代/女性)
・私が新卒入社した当時は面接がマニュアル化していて、志望動機など本心とは関係なく点数の稼げるような模範解答を用意したものです。(40代/男性)
・ただ生活するために働くだけなんだけど、それに適当な理由をつけたというのがウソ。(40代/男性)
「盛っちゃいました」というコメントも目立ちました。
盛りすぎ!?
・あまり得意ではないソフトを使いこなせると言って、その後勉強しました。(20代/女性)
・職歴の内容をやっているわけでもないのにやったようにアピールした。(30代/男性)
・過去の実績や業務内容をちょっと盛って話したことはある。みんなやっていると思う。(30代/男性)
学生時代のエピソードや前職の退職理由はホントのことを話しにくい場合があるようです。
過ぎたことなので
・部活でキャプテンをやってチームをまとめていたというのはウソで、実際は副部長でキャプテンの補助をやっていた。(30代/男性)
・好印象かなって思って、学校ではリーダー的存在だったと話しました。(30代/男性)
・前職の退職理由について「給料が安い」とか「人間関係が」とかは言いにくいので、もっともらしい理由をつけました。(40代/女性)
ウソを話さない理由とは?
次に「ウソなんかつきません」という回答から、代表的な回答や目を引いたコメントを抜粋して紹介します。もっとも多かったのは「ウソがつけない性格だから」という回答でした。
ウソがつけない性格なんです
・かえって逆挙動不審になり逆効果になると思ったから。(30代/男性)
・ウソはいつかばれる。初めからありのままがいいから。(30代/女性)
・自分の長所や短所を美化したことはありません。素の自分を見て判断してほしい。(40代/男性)
「あとで困るから」という回答も目を引きました。
“ブーメラン”になったらコワい!
・どんなウソかにもよるけど、あとでバレたときに面倒。(20代/女性)
・ウソをついて入社しても、あとで面倒なことになると感じたからです。(30代/男性)
・ウソをついてまで採用されたいとは思わなかった。(30代/女性)
・答えにくい質問は話の方向を逸らしてかわします。ウソはばれるとマイナスにしかなりません。(30代/男性)
「ウソはつきません。だけど…」という回答もありました。
限りなく真実なんです
・ウソじゃないですけど、本当の話を少し盛ったことはある。(20代/女性)
・全くの嘘は見透かされると思ったので、事実を少し誇張するくらいにとどめた。(30代/女性)
・自分に不利なことは話さない。(30代/男性)
このアンケート結果をある社長に見せて“ホンネ”を聞いてみました。
「採用面接でウソをついた? つかなかった?」アンケートを見た社長のツブヤキ
なんとなく安心しちゃいました(笑)。だって、「ウソついちゃいました」の回答を見ると「多少話を盛りました」というコメントが多いからね。経歴詐称のような「ないことをある」もしくは「あることをない」というウソがマジで困るんですよね。いるじゃないですか、悪気はなくて、その場しのぎでつい「ないことをある」って言っちゃうような人。よく言えば必死さの裏返しかもしれないし、人間の心には弱い部分があるので、ついウソを言っちゃう心境はわからなくもないですよ。でも、一緒に仕事をしていくうえでの信頼関係は結べませんよね。
事実のベースがあって「自分をよく見せたい」とか「気に入られたい」とかの動機で話を盛るのは、まぁ笑って許せますよね。たとえば「御社の理念に共感して」とか言っちゃう人。「ウソつけ」「本当に理解してるのか」って思うんだけど(苦笑)、ホームページとかで理念を読んでくれたのは事実だろうし、下調べをして一生懸命に自己アピールしようとしているんだなという気持ちは通じますよね。多少盛るのは笑って許せますよね。話を盛ってるのなんてわかったうえで採用してるしね。
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