「期待されたい」51%、「期待されたくない」49%
今回は年代別に回答を分類して抜粋・紹介していきます。すると、意外な傾向がわかりましたよ! まずは全体の結果発表です。
【質問】
会社に期待されたいですか?
【回答数】
YES:51
NO:49
━【調査概要】━━━━━━━━━━━
調査対象:全国の成人男女を対象にしたインターネットリサーチ
平均年齢:37.7歳
性別 :男性48人、女性52人
職種 :正社員
回答数 :100サンプル
調査内容:「会社に期待されたいか」に関するアンケート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
年齢が上がるほど「疑惑の視線」!?
20代、30代、40代超の順に紹介していきます。まずは20代の「期待されたい」との回答からです。
「頑張れるから」20代YES
・楽な事より大変でもやりがいがある方が頑張れるから。期待された方がやる気が出る。(女性)
・やるからには期待してほしいです。期待してくれないと、やる気がでないです。(男性)
20代では「期待されるからがんばれる!」。こんな回答が多いようです。
「ヒトコト言いたい」30代YES
・ある程度は期待されてもいいかと思う。過度な期待はストレスになりそうでいや。(男性)
・期待はされたいです。期待に応えることができた時の達成感にやりがいを感じます。ただし、期待される内容と給料が見合ってない場合は、期待されても困りますね。(女性)
30代では「“ギブ・アンド・テイク”がないとね」という意見が多い傾向がありました。
「メリデメは考えますよ」40代超YES
・期待されないと評価も上がらないし、給料も上がらない。まずは上層部の眼に留まることが大事。ただ、ごますりはしない。(男性)
・自分の能力を評価してもらい、期待されることは自分の成長に繋がる。(女性)
40代超からは期待されることのメリデメを計った回答が寄せられました。
次に「期待されたくないです」との回答を抜粋してご紹介します。どうしてなの?
「プレッシャーになるから」20代NO
・期待されても期待に応えられる自信がない。(男性)
・期待されたところで給料が上がるわけではないし、ただプレッシャーが増えるだけなので。(女性)
20代からは「期待に応える自信がない」「プレッシャーがイヤ」という回答が多く見られました。
「期待されたところで…」30代NO
・期待されるのは嬉しく思うが、まっとうできなかった時になんとも言えなくなるから。(女性)
・会社には必要事項だけ指示されその分の給料をもらう関係でありたいです。(女性)
働き盛りの30代からは「給与とのバランスがとれればね」といったシニカルな意見が多い傾向が感じられました。
「期待“は”されたいけれど…」40代超NO
・適切に期待され「信頼されている」と感じるのは良いが、期待が余計な業務の追加につながるのは歓迎できない。(男性)
・入社当初は期待されたいし、「おかしなことはどんどん改善して欲しい」といわれて頑張ったが、頑張っても仕事が増えてサービス残業が増えるだけ。お給料にまったく反映されないので損するだけだと気づいた。期待されずに最低限の仕事をしていた方が得。(女性)
40代より上の年齢層では“期待の真意”をうがって考えるような回答が多く寄せられました。
このアンケート結果をある経営者に見てもらい“社長のホンネ”を聞きました。
「会社に期待されたいですかアンケート」を見た社長のツブヤキ
会社から期待されていない社員っているんですか!? 「ウチは期待できないヒトを雇って給料払ってます」なんて余裕こいてる経営者になんか会ったことないし。ミッションは違っても、みんな等しく期待されてることは自覚してほしいよね。いや、マジで。
キャリアが長くなって年齢が上になるほど、なんか奥歯にモノが挟まったような言い方になるのはわかる気がする。新婚当初は「愛してる」って毎日言っていても、結婚生活が長くなれば、わざわざ言葉で「愛してる」なんて言わなくてもわかりあってるわけじゃないですか。結婚生活数十年である日突然、パートナーから「愛してる」って言われたら、どう思います!? 「なんか買ってほしいのかな」「なんか魂胆があるのかな」と思っちゃうじゃないですか。それと同じこと。
「期待している」という表面的な言葉ではなく、ここぞという場合は高い目標を設定して、その目標が達成されたら会社も個人も大きく成長するよねっていうことを具体的に話すのが大切かなって思うよ。「こんな大きなミッションをまかせたい」という言い方。夫婦愛も「愛してる」より「今度、箱根の温泉に行こうよ」って言った方が深まるかも、ね。
※コチラでは、すべての回答を公開いたします。