おめでたいことに最近、当社は結婚、出産ラッシュを迎えています。
先日の大型連休にも結婚式が開かれ、幸せにつつまれた新郎新婦の新たな門出に立ち会いました。
その日、会場の片隅にできた社員の小さな輪の中、ふとしたきっかけでこんな疑問が話題にのぼりました。
「社長って、ご祝儀いくらくらい包んだんだろ?」
以前、友人のあるベンチャー社長も、
「社員の結婚式って、いくら包むべきかな?こんなこと、折り入って他の社長に聞くわけにいかないしなぁ……」
などと困っていたことを思い出しました。
ちなみに、一般的なご祝儀金額は、主賓・祝辞を依頼された方や新郎新婦の先輩は5万円~、友人は3万円~が相場と言われているそうです。
ベンチャー社長は、社員の結婚式に呼ばれるときは主賓や祝辞を頼まれるケースが多いはずです。
つまり、一般的な相場から考えれば5万円ですが、“社長という立場もあるので、もう少し・・・”“でも包みすぎても嫌味になるし・・・”など考えれば考えるほど、当人たちにとっては悩ましい問題のようですよ。
では、実際のところ、どうなんでしょうか?
INOUZ Times編集部では今回、ベンチャー社長100人に「社員のご祝儀いくらつつみますか?」を直接聞いてみました。
結果はグラフの通りです。
社長からの祝福の気持ちは、ご祝儀以外にも・・・
アンケートの結果は、10万円と5万円に、多くの回答が集まるかたちになりました。
「10万円を包む」という社長が僅差でトップでした!相場の5万円に、社長としての立場、見栄をいくらかでもオンさせた金額ということでしょうか。
次に多かったのが「5万円を包む」です。あくまでも相場の5万円に沿うべき、とのお考えなのでしょうか。
この2つの回答が全体の約7割でした。データを見てみると、ご祝儀の金額と、社長の年齢や会社の規模(従業員数)との間には、特に相関性は見られませんでした。
つまり、一般相場にほぼ近い5~10万円というのが、ベンチャー社長のご祝儀金額の実態ということのようです。この金額自体もさることながら、5万円派と10万円派が拮抗したという結果そのものが、ベンチャー社長たちのリアルな経済感覚、バランス感覚の実態を物語っているようで、興味深いと思うのですが…。
みなさんはどうお感じになりますか?
これから結婚される社員さんは、社長のご祝儀が5万円でも、決して社長がケチなわけではありませんから、決して落胆しないでくださいね(笑)
ところで、アンケートでは、こんな興味深い回答もありました。社長からの祝福の気持ちは、ご祝儀以外にもこんな形もあるようですよ。
・ハネムーンに行くときにお小遣いを渡している
・個人で10万円、会社から10万円
・旅行券10万円、結婚式10万。
「結婚はお祝い事ですし個人でも渡したいので別途渡しています」というご意見がありました。社員との距離感が近い、ベンチャー社長ならではの “気持ち”の表し方ですね。
また、「一律で決めている。役職などで差別はしない」という回答や、「勤続年数によって算定する」という回答もありました。
これも、金額の多寡によって不公平感を抱かせないようにしようという、ベンチャー社長のひとつの工夫なのでしょうね。
さらに、「もともと10万円だったけれど、役員陣と話し合い、一律5万円にしようと決まった」という社長もいました。
社長・役員が真面目な顔して社員さんのご祝儀の金額を決めているなんて、なかなかシュールな会議風景ですよね(笑)
どうでしたか?
アンケート「社長、社員のご祝儀いくらつつみますか?」
今度の社員の結婚式では、いくらか参考になりそうでしょうか。
今回のアンケート結果、意外に社員さんたちも注目しているかもしれませんよ。