外見で人を判断しないのは愚か者である。byオスカー・ワイルド
今回のアンケートでは、実際に人材採用でベンチャー社長は何を考え、どこを見て、面談をしているのか。
その実態のリアルをお伝えしようと思います。“第一印象” “スキル” “社風に合うか” などカテゴリーに分類はしてみましたが、それだけでは 社長たちの“ホンネ”が伝わりにくいということを考慮し、今回は一覧表として、すべての社長の“生の声”も公表することにしました!
ですから、グラフはあくまで傾向としてとらえていただいて結構です。
皆さまから、回答は順番を付けて複数回答をいただきましたが、今回は第一声ででてきた答えをグラフ化しました!
一覧、公開!
中には、第六感的センスで見極めている社長も
アンケートの結果、スキル・経験を重要視している社長が3割超になりました。
スキル重視をされている企業の回答としては
「エンジニア採用をしておりすぐに能力が発揮できる人材が必要」
「エンジニアとしてのスキルがあるか」
「英語が話せるか」
という回答でした。
分析の結果、特に50名以下の会社の社長がスキルや経験を重視していることがわかりました。
従業員数が少なければ少ないほど即戦力を求めている傾向のようです。創業期は人数が少ないですから、なんでもできる万能型の人材が必要になってきますよね。営業、マネジメント、バックオフィス、新規事業・・・一人で何役もこなし、スピード重視で拡大を志向していく段階です。そんな時に必要になってくるのは、スキルや経験のある人材ということなのでしょうか。
この「スキル・経験」を重視するという結果は、ある意味、オーソドックスなものだと思います。想定の範囲内です。
しかし、グラフを見て、最も特徴的だった、というか意外性を感じるのが、スキル・経験とほぼ同数が、「第一印象・人間性」を挙げたことではないでしょうか。
第一印象・人間性を見ている社長は、合わせると3割程度になりました。
「目を見ている」
「顔つき」
「フィーリング」
など意外にも第六感的センスで見極めているようです。
なかには、
「運気の波動を見ている」
「(うち)っぽさがあるかどうか」
という回答も。(笑)
しかも、傾向を見ると従業員数100名以上もしくは社長歴が10年以上の社長が多くを占めていました。
編集部所感ですが、ここには2つの傾向が読み取れるのではないかと分析しました。
①採用面談で人事部がスクリーニングしており、社長は独自の感覚で見極めている
②長年社長をしており、人の内面を見抜く自信がある
社長の直観も判断基準ということです。
次ページからは、すべての回答を公開いたします。
この結果を見てみて...
以上、「社長が人材採用で見ているもの」でした。
社長、この結果を見てみてどう思いました?
もちろん、採用のあり方は、会社の数だけあっていいわけですが、ご自分の見方と他の社長との見方、ときには比べてみると、何かの参考になるかもしれませんね。
気になっていたあの成長企業の採用の秘密。もしかしてこのなかにヒントが隠されているかもしれませんよ。
今後も色々な角度から社長インタビューしていきます。ほかの社長に聞きたいことがあれば、編集部までご連絡ください!